文鳥紹介

 この2羽が、わが家の文鳥です。
 2002年の1月の生まれで、妻の行っている美容室の先生のところから来ました。そこで孵ったのです。先祖はきっと、文鳥繁殖の発祥の地として有名な、愛知県弥富村の出でしょう。母親は別で、2羽とも雄です。
 来たときは、ハッピーとラッキーという名でした。どちらがどちらだったかは、もうわかりません。
 名前をどうしよう、と妻が言ったときに、すぐ、「クロシロ」と決めました。クロとシロは、色の名ではありません。昔、弘法大師が修行の山を求めて高野にわけ入ったときに、道案内をした狩場明神の遣い犬、「九郎」と「四郎」の名です。とはいえ、九郎と四郎は要するに犬の毛色からつけた名ですから、同じといえば同じことです。ただし、本人たちの色合いとは、なんの関係もありません。
 さてこのありがたい名を頂いた2羽ですが、本人たちはもちろん、そんなことは意に介していないようです。
 向かって左がクロ、右がシロです。クロは少し小さく、シロはやや肥満児です。好奇心が強く人なつこいクロと、臆病で慎重なシロと(しかし甘えたい気持は人一倍ある)、2羽の性格が対照的なのは、まるで人間の縮図でもあるようで、なかなか面白いところです。