ゾロアスター |
ボールペン画を取り込み、ペインターと
Adobe PhotoDeluxe で調整。 P.R.ハーツ、奥西峻介訳『ゾロアスター教』(青土社)を読んで、すぐにインスピレーションを受け、描いてしまいました。ですから、ゾロアスター教の図像儀軌に則っているわけではありません。教祖ゾロアスターはペルシア北東部の牧畜部族の生まれということなので、ここでの教祖の姿は、ペルシア、パルティア、ソグド風の衣装を組み合わせて、自由に描きました。 教祖の背後はどこにでもあるシルクロードのステップ風景、またコロナを吹き出す有翼日輪は、最高神アフラ・マヅダーの象徴です。この有翼日輪については、斎藤尚生『有翼日輪の謎』(中公新書668)を参考にしてください。 そして中空の三語「フマタ・フーフタ・フワルシュタ」は、ゾロアスター教の教義の真髄、「善思・善語・善行」です。 |