ボルボ740・主な修理・改造歴(2001〜2003)
*各々の部品については、それぞれサイトがあります。興味のある方は、Googling などして当たってみて下さい。
*またカーグッズはそれぞれ車との相性もあり、自分の好悪や主観も相当に入ってきます。きぬのみちのインプレッションは必ずしも一般的なものではないことを明記しておきます。また取付その他は、あくまで自己責任でお願いいたします。
ウィンドウフィルム剥がし | 最初に来たときには、後ろのガラス6枚に黒い遮光フィルムが貼られていました。プライバシー保護や盗難除けのためなのだそうですが、これを剥がしてもらいました。どうも暗いし、サングラスのようなので。ボルボは車体は大きいけれども、直線的で、軽快で、明るい方が似合う気がします。 |
ヘッドライトバルブ交換 | 整備が終わってしばらくしたら、切れてしまいました。しかしそれをきっかけに、4灯とも交換することにしました。勤務帰りにオートバックスに寄って、ボッシュの白色光を選びました。HIDライト風に青く見えるのはどうか、と聞いたら、店員さんが言下に「よくないです」と言ったのであきらめました。しかし、十分明るいので気に入っています。 |
タイヤ交換 | 「ボルボ由来」で触れたように、ある日ピレリ5000の空気が一輪抜けていました。すぐに近くにあったオートテックに寄って調べてもらったところ、整形が不正確で、リムとホイールとの間に隙間ができていたそうです。やむなくブリジストンの REGNO GR7000 に交換しましたが、どうやらこの方がはるかに正解だったようです。乗り心地もたしかによくなりました。車の乗り心地のかなりの部分はタイヤが担っているのですね。当然ですがあらためて感じました。 |
マフラー交換 | これは整備のときに見たら腐蝕が進んでいたということで、仕方ありませんでした。けっこう物入りです。中古外車のメンテの際の通弊というものを、ようやく知っていくことになる、これが最初です。前のベンベ320iは、オンボロのまま、2年もよくもったものでした。無知ということは強みのようですが恐ろしい。 |
NGKプラチナプラグに交換 | 純正プラグを、NGKプラチナプラグに換えました。イリジウムにしたかったのですが、オートバックスの店員に調べてもらったら、合う型番がないと言われ、次善の策となりました。加速が多少よくなったでしょうか。 |
ストロングパワーアップ取付 | これは、燃料ホースを挟むように取り付ける磁石です。磁力によってガソリンを純化活性化させ、パワー、燃費を向上させるというもの。水道管につける磁石と同じアイデアでしょう。エンジン音が低くなり、トルクが太くなったような気がしました。現在は外しています。なぜ取り外したかということについては、ピラミックの項で話します。 |
セラモパワー取付 | これも燃費/パワー向上グッズです。こちらはセラミックの類の鉱物質の板が入っていて、それを吸気ホースに貼りつけるのです。効果は定かではありませんが、少なくともなんの害もなさそうなので、今でもつけています。 |
手製アーシング | "The world of VOLVO 「Hideの書斎」"でアーシングのことを知り、DIY に挑戦。東急ハンズで部品と工具を買い揃えて一日掛かりで取り組みました。実施例をプリントアウトして傍らに置き、できるだけその通りに施すよう作業しました。端子の「カシメ」など、思ったよりうまくできました。その結果は、パワーも出るようになり、加速力は向上し、燃費も高速道路を走ったら、リッター10キロ、ふだんでも最悪8キロというレベルまで伸びたのです。ではこれを、なぜ取り外したか。それについては、ピラミックの項を御覧下さい。 |
サイクロン2取付 | 中古カー用品専門店アップガレージで偶然見つけ、購入。吸気ホースの中にはめ込むと、内羽根のはたらきによって空気が渦状に巻いて流れるようになり、吸気/燃焼効率が向上、したがって燃費/パワーも向上するという触れ込み。最初はどのホースに付けたらいいのかわからず、しかもきつい。オートバックスで恐る恐る頼むとやってくれましたが、店員さんは手を怪我して血を出しました。ごめんなさい。しかしこれをつけて、かえって加速が重くなった感じがしたので、取り外してしまいました。ピラミックの項参照。 |
ピラミック取付 | 佐野の製造元にまで訪ねて行って付けてもらいました。ここの御主人は、佐野ラーメンの製造と卸しが本業で、その傍ら趣味が嵩じてピラミックの研究開発に乗り出し、そしてF4にまで参戦している、おもしろいおじさんです。製造元は、ごくふつうの住宅街の民家。町外れのほんとうにわかりにくい入り込んだ場所にあり、道に迷って妻が電話をかけたら、「ラーメン(の注文)?」と言われて面食らったそうです。 ここでエアクリーナーのボックス内にピラミックを付けるときに、「こんなの、磁石なんて危ないよ。身体に悪いよ」とストロングパワーアップを、そして「こんなのも意味ないよ」とサイクロンもあっという間に取り外され、同様にして手製アーシングも取り去られてしまいました。ポンポンと勢い良くホースを外し、妻はクルマが壊されてどうやったら東京へ帰れるかと心配になって、私の手を握りました。 たまたま来ていた何かの営業マンに「時間あるんだろ。飯でも食って行けばいいじゃないか」などと与太を飛ばしながら、手ずから角度を調節しつつ、とても親切にピラミックを取り付けてくれました。 燃費も8km/lを維持し、ピラミックの効果はたしかにあったと思うのですが、手製のアーシングもなかなか気分が良かったし、なんだか以前の鈍ボルボに戻ったような感じもして、物足りなさは解消されませんでした。 *ピラミック↓ http://www.pyramic.com/ |
ウルトラパワープラグコードに交換 | 1年たってもまだアーシングがあきらめきれず、その後もネットサーフィンしていたら、「ウルトラ」ブランドで知られる永井電子工業のキットの評判がいいことを知りました。しかも良心的のようです。問い合わせをしたところ、石神井のタイヤ館でも扱ってくれることを教えてくれました。それで、どうせなら電気系すべて換えてしまおうというつもりで、まずはプラグコードの交換から始めました。耐熱性、耐久性、電導性のいいシリコンケーブルです。石神井タイヤ館では、たいへん親切にやってくれました。 しかしこれだけでは、まだパワーは出なかったのです。 |
ウォーターポンプ交換 | これは修理です。プラグコード交換の後、試運転していたら、突如温度計の針がレッドゾーンに上がっていることに気づきました。あわてて路側に停車し、しばらくアイドリングをするも、状態は落ち着きません。やむを得ずエンジンを止め、JAFに来てもらうまでの心細さ(でも待つ間に軽く食事をしたりしましたが)。ようやく来て、診てもらうと、「水とオイルが減っている」とのこと。とりあえず両方補給してもらって、その足ですぐ連絡して、オート・ボルタに寄りました。もう夜なのに社長はすぐ出てきてくれて、「ウォーターポンプがいかれているのかもしれない、ともかく後日直ちに入庫」という話です。それで結局はウォーターポンプを交換し、オイルはにじむものの、大事はないだろうから様子見、ということになりました。それ以後、オーバーヒートは起きていません。 これも不時の物入りのひとつ。なにか換えると、なにか不調が起こる。「壊れていないものを治すな」これはたしか、スティーブン・キングの自動車怪奇小説『クリスティーン』の中の金言だったでしょうか。 |
Wheelskins ハンドルカバー取付 | もともとはステアリングそのものを換えたかったけれども、純正は値段も張るし在庫も少ない、市販品はステアリングボスなどが面倒そうだし、と迷っていたところ、ネットサーフィン中に、この米ホイールスキンズ社の本皮ハンドルカバーの存在を知りました。そこで、当時ハワイ在外研究中の友人ピキ氏に依頼して、米本土に注文してもらいました。上下が茶、スポークまわりが黒のツートンカラーです。ピキ氏帰国の際に受け取り、早速取付(というか縫い付け)にかかりました。紹介サイトでは、「30分でつく」とか書いてあったけれども、きぬのみちは都合3日も費やしました。針は太いし、「きつければきつい程よい」とマニュアルには書いてあるけれどもその締め加減がどうもつかめない、おかげで多少体裁は悪くなりましたが、それでも被せた後は、見違えるようになりました。「別の車になったようだ」との紹介サイトのインプレッションは、あながち嘘ではないと感じます。握りが太くなり、ソフトで滑らかな感触で、疲れがぐっと減りました。外部からガラス越しに見ると、ウッドステアリングか、と思う高級感があり、満足しています。 *ホイールスキンズのステアリングカバーは、ボルボパーツ製造会社であるipdでも扱うようになりました。 |
フロントコーナーレンズ、リヤコンビネーションレンズ、サイドランプ交換 | オート・ボルタ社長に教えられ、スリックエンジニアリングの社外品、フロントコーナーレンズ、リヤコンビネーションレンズ、サイドランプにそれぞれ交換しました。オリジナルはオレンジが入っていますが、こちらは赤白のみ。940後期型とか、V70、V90 のような感じになりました。マスクもぐっと引き締まった感じです。 |
ファンベルト、プーリーベルト交換 | 車検整備のときに交換。もう耐用年数を過ぎていたので、これも仕方ありません。 |
ウルトラパワーアースキット取付、NGKイリジウムプラグに交換 | ピラミックだけではどうも燃費も加速も思ったようにはいかず、一方ではアーシングの夢捨てがたく、再挑戦しました。ただし今度はプロの技術でと思い、ふたたび石神井のタイヤ館を訪れ、きちんと電位差を計測してもらって、永井電子工業のパワーアースキットを特注しました。あわせてNGKイリジウムプラグも、どうやら740に合う型番が出たらしく(デンソーのはどうかと聞いたら、「NGKがいいです」と、これも言下にいわれた。以前スーパーオートバックスでデンソーのイリジウムプラグを見かけたのだが、ボルボに合う工具があるかないか分からないから取付けの責任は持てない、とひどく迷惑そうに断られたことを思いだし、あらためてサービスの違いを感じたものです。スーパーオートバックスは大きすぎて痒いところに手が届かないのではないでしょうか)、これも注文しました。連休を挟んで1週間たって連絡があり、勇躍取付けに行きました。 印象:アクセルの踏み応えが軽くなった。1速から2速への切り替わりがうんと早くなった。車がするする滑るように走り、鈍重感解消。一般道で燃費リッター9キロ弱に届いた。エンジン音低くなる。ラジオの音がよくなった。 ↓パワーアース電位差測定表を下に示しました。 ただピラミックのおじさんの警告どおり、排気管がカーボンで汚れるらしい。ガススタンドで指摘されて、はっとした。とりあえずカーボン除去剤を入れた。 |
●2年間で、とりあえずこの位です。私きぬのみち思うに、整備のさいの老朽部品交換が、結局いちばんの金食い虫です。しかしオート・ボルタ社長曰く、「外車を楽しみ味わうには、これは必要経費です」と。対コスト・パフォーマンスの問題ですね。
●今後は、足回り、エンジンに、少しずつ手を入れていきたいと考えています。"The
world of VOLVO 「Hideの書斎」"を参考にしつつ、米ipd社カタログを見ながら、共同購入にも参加させてもらうつもりです。
●新たなモディファイは、また別のページで記していくことにしたいと思います。