ボルボ240その5・機関 2006年07月

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●エンジンルームです。エンジンはWAKO'S(和光ケミカル)の添加剤で洗浄してあります。ATFも交換済みです。
●納車時点で、オドメーターによると88400キロ走行しています。整備点検記録簿と照合しても、信頼できる数字ではないだろうかと思います。
●アイドリングも安定し、エンジン音も低く軽快で、「転がる」ように走ります。
●ガソリンはエネオスのレギュラーを専ら入れています。燃料計はエンプティを指した時点で残量約15リッター、なお100キロ強は走れる計算です。もっともそれだとフューエルポンプに負担がかかるので、残量半分で補給せよと説くサイトの記事も読んだことがあります。

●正面から見ました。
●ボンネット下部およびラジエーター上部に、ニッポンエミールのチューングッズ「EBIO」を貼っています。剛性の向上、また熱ダレ防止になるそうです。
●フレームの赤い色が綺麗です。これが室内のピラーのカバーされていないところにもチラチラと見えるのが、またクラシカルでいいのです。友人が79年頃に乗っていた初代ゴルフがそうでした。明るく、広く、アクセルは重いけれど加速が利いて、あんないいクルマはもう出ないのではないでしょうか。そしてこのボルボは、その初代ゴルフと極めて似たタッチを持っています。

●バッテリーはEXIDEです。パワステフルードタンク後方の黒い四角い箱は、関西の「嶋田電装」が作っているコンデンサーチューングッズ「カミナリ」です。「嶋電アース」「プラスチャージライン」と併せ3点セットで装着しています。何もかも一遍に付けているので、いったいどれが何に効果があるのか判りませんが、これは良い製品であると思っています。
●その後方には、フレームと同色で判りにくいのですが、ウルトラプラグコード(永井電子)のセンターコードが見えています。

●写真が少しぶれました。嶋田電装のプラスチャージラインが手前に見えています。
●ラジエーターの上部、手前のステッカーはValvolineオイルの交換時期を示しています。10W-40で、オート・ボルタの社長お勧めのオイルです。低回転のときは少し重いのですが、高回転になるとスムーズになります。また5000キロまで持ちます。実際、この写真を撮影した時点(4000キロ経過)で、ほとんど汚れも変色もしていません。社長がWAKO'Sのケミカルでエンジンを綺麗にしてくれた、その効果もあると思います。

●ラジエーターは3層式に交換してあります。水温計の針は常に中央やや下に位置しています。
●ウルトラのシリコンプラグコードが見えています。左ヘッドライトの上部のフレームのところに、ウルトラのステッカーを貼りました。(青枠内)
●プラグはSplitfireです。イリジウムプラグは社長がいい顔をしないので、スーパーオートバックスで、できるだけ強いものを選びました。さらにニッポンエミール(ウルトラヒューズ製造元)に頼んで、プラグコーティングによる発火燃焼力向上チューンを施しています。これもパワー/トルクアップに繋がっているかもしれません。これを20000キロ毎に交換して続けます。
●エアクリーナーはK&N湿式です。吸気効率はいいはずです。エアクリーナーボックス蓋にステッカーを貼ってあります。メンテナンスキットを買っておかないといけません。

●ipdで言うところのUpper Chassis Bracesもしくはstrut brace、すなわちストラットタワーバーが見えています。ASBだけで十分というプロの説ですが、これも剛性アップには確かに貢献していると思います。だいいち「付いている」というだけで、コーナリングへの信頼感が違ってくるのです。つまり自信に繋がります。これがむしろプロにはわからぬ、素人には大切なことなのです。
●ショックアブソーバーはBOGE TURBO GASです。これは実際はSACHS製で、純正ノーマルショックよりやや硬めながらビルシュタインよりはマイルドということです。ビルシュタインはやはり硬くてお勧めしかねる、という社長とボルボ屋オヤジさんの意見でした。これがヘタったら、次はモンローにしてみたいと考えています。
●エアコンのガスはレトロフィット化してR134aになっています。機器類も交換してあり、よく冷える方だと思います。

●右側です。ウルトラプラグコードが見えています。
●弱点と言われるブレーキがむしろよく効くのは、ストラットタワーバーによってバルクヘッドの剛性が向上しているという、思わぬ相乗効果のためだと思われます。
●LLCリザーバタンクの中には、通販で買った「カーアップ」が入っています。バイオグラス使用という不思議グッズです。これも燃費・トルクアップに効果があるという振れ込みです。入れているときと出したときとでは、エンジン音が確かに違うのです。出したときの方がやや軽く高めです。
●いずれにせよ、2006年7月現在、エアコンも入れた状態で走らせて、高速も1000キロ往復しましたが、オーバーヒートはおろか、びくともしません。渋滞通過も含め、一般道で平均してリッター8キロ以上、高速を使うとリッター10キロ強の燃費です。
●「Hideの書斎」記載の「Hide的、慣らしでチューン」記事の方式に従い、箱根路越えですでにエンジンに「当たり」をつけてあります。オイル交換後の走りが楽しみです。

 

 
エッセイ:くるまグッズについての考え

 巷に溢れるカーグッズ、なかんずく「燃費改善・トルクアップ・環境浄化」をうたった製品は、燃費・電気関係の掲示板などを読めばすぐにわかるように、いわゆる「科学派」からは、トンデモ商品、オカルトグッズとして一笑に附され、歯牙にもかけられない。
「〈理論〉が破天荒、奇想天外だ」
「データ測定と取得の方法があまりに恣意的で実験再現性がなく、検証に耐えられない」
「こんなもので改善されるなら、とっくの昔にメーカーが採用している」
というのが、車グッズ否定意見の最小公倍数だ。
 要するに「取り付けたぞ」という気分の問題、「プラシーボ効果」だというのだ。「体感」というよく使われることばに対しても、それはつまり、そうしたグッズを付けたという意識が知らず知らずのうちに心身にはたらいて、それがドライビング動作に影響を与え、その結果として経済運転・燃費改善につながったのであって、断じてグッズそのものの効能の賜物ではない、というわけだ。だから「○○神社の御札の方がマシ」などという皮肉も飛ぶことになる。
 
 理系の人たちはあえて無味乾燥に記述しようとするところもあるのだろうが、虚心坦懐に考えると、つまり車というものは、設計されてこの世に生まれ出たときが最も効率よく走るように作られているわけであって、そのことはむしろ当然だ。けれどもそれが、経年劣化によって、さまざまにバランスが狂ってくる。
 だからそれに対しては、こまめなメンテナンスや部品交換によって全体的かつ本来的なバランスをこそ回復させるべきなのであって、結局はそれが、出力低下に対しても燃費悪化に対しても、最も効果のある手立てなのである。そしてそう考えると、たとえどこかに特効薬じみた部品や製品を加えたとしても、長期的視野、あるいはトータルな見地からすれば、そんなことは役に立たないどころか、ときには副作用の危険性すら大いに出てくるということになるのである。それはまさに、人体と健康関連商品の関わりの場合と、まったく同一のようだ。
 私は車グッズの推奨も宣伝もするわけではないし、ましてやそれで金を取ったり儲けたりしようというつもりは毛頭ない。だからまあ、上記の理屈はよく判るが、個人的な心の安寧・安定を得るために、そしてそこから導かれる自信とドライビング技術向上のためにも、どうかこのまま取り付けさせておいていただきたい、というのが正直なところである。まさに御札と一緒ということだ。
 

 


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