ボルボ240その2・納車 2006年04月 - 05月

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納車に至るまで

 240が納車されるまでには、1ヶ月と3分の2という期間を費やしました。これはもちろん、さまざまな部品を注文し、新規取り付け、または交換、あるいはレストアといった手間をうんとかけたからです。私はモディファイを自前でやるほどのスキルはまったく持ち合わせていないので、購入時にすべて込みで、やれるだけやってもらってしまおうと目論んだのです。そうしてがっちり組み上げておけば、後でぽろぽろと壊れて手を掛けていくよりは、かえって安上がりだろうという計算もありました。
 ただしそのためには、ネットを検索して240関係のめぼしいサイトにはほとんど当たりました。またヘインズのマニュアルも購入し、タツミムックや三推社/講談社2004発行、ベストカー編『ボルボ定番トラブル解決事典!!』にも隈なく目を通しました。
 その上で、ディーラーであるオート・ボルタと頻繁に、また詳しく打ち合わせを繰り返したのでした。直接顔を合わせて話したこともしばしばですが、やはりメールでの意見交換が最も多く、私の出したメールだけでも30余通に上ります。
 ここではそれらのメールからいくつかを抜粋して紹介し、240がどのようなクルマに仕上がっていったかを大まかに示すことにします。なおこれは私信であることから、公開するために適宜修正を加えてあることはもちろんです。


3/24
 昨晩はたいへんお世話になりました。
 赤い240、ぱっと見て気に入って即決しましたが、以下のようなことを考えています。見積もりの参考にしてください。
 
*740から移行したいものは次の通り。これらは私がチューンしたものです。
プラグコード(永井電子ウルトラ製)
アーシングコード(同上)
イリジウムプラグ(もう焼けていれば新しいものにしたい)
エクサイドバッテリー(型式、寸法が合えば)
リッツスーパーヒューズ(極性があるので装着に注意を要するらしい)
ホーン(ボッシュ製、これも私がつけた)
エアフィルター(K&N社製、これも私がつけた、型式が合わなければ取り寄せたい)
★これがなかなか移行ができないものです。同じB230というエンジンでも、取り回しが全然違うので、なにもかも寸法が合わないのです。エアフィルターもヒューズも形が違うし、イリジウムプラグは不具合が出る場合が以前あったと言われました。結局移し変えたのはホーンだけでした。しかしオリジナルのホーンの「ビッ」という音も、なかなかクラシカルで捨て難いですね。
 
*新しく装着したいもの。
明るい(青白色〜青色)バルブ(ハロゲン?)
ウッド乃至革のステアリング(もし合うものが無ければ、Wheelskins社のカバーを付ける)
 
ipdカタログにありますが、足回り剛性とエンジンを良くしたいので
Anti-Sway Bars(フロントとリア)→アンチスウェイバー
Shocks and Struts, KONI社かBOGE社のもの
Chassis Braces (Upper/lower kit)→シャシーブレイス
Camshaft and Adjustable Gear Kit(Cam, adjustable gear, cam seals, new cover gasket, and timing belt)
 
後は古びていたらブッシュ類交換
ブレーキホース、エアーインテイクホースなど古びていたら交換したい
排気管、マフラーもできればアップグレードしてみたい
ラジエーターアップグレード
エアコンレストア
せめてCDのかかるオーディオ機器に交換
ETC
カーナビ
アルミホイールアップグレード
盗難避けタイヤナット
 
今思いつくのはこれくらいです。
 
それから昨日聞き忘れたこと:
●荷物部分隠しのトノカバーは240には無いのですか?
●左右フロントシートの間にカップホルダーはつかないのですか?
 
 以上です。よろしくお願い致します。
★トノカバーは「ある」とのことでしたが、レガシーのそれのように取り外し自由ではなくビスで固定する方式で、それでは荷室とリアシートをフルフラットにする際のメリットが失われるし、むしろ洒落た布地かなにかをあつらえて荷物の上にばさっとかけたりしておく方が240らしくて格好いい、という社長の意見でした。それに従って、寸法を測ってハワイのフラ用の生地を買い、さらにTERZOのフック付き伸縮ロープを荷物固定用に用意してあります。なかなか気に入っています。
★カップホルダーはスリックエンジニアリングのものを付けました。その下には小さなトレイスペースがあって小物を入れるのに便利です。肝腎かなめのカップホルダーですが、近頃のペットボトルはサイズが大きくてなかなか嵌まりません。しかしよくしたもので、240のドアのサイドポケットは、ボトルが十分入るほど深く幅広なのでした。


3/25
 今日はお世話になりました。
 740、長らくありがとうございました。
けっこう真冬の東海道長距離をやったり、泣き言も言わずよく走ってくれた車でした。取り回しの容易さ、スウェーデン鋼の堅牢さ、またメンテの大変さなど、さまざま教えられました。考えてみると、新しいシステムのモデルから古いシステムのモデルにいろいろ移行しようとしても無理ですね。
 
 ヒューズについてもその後いろいろ調べてみましたが、やはりあの欧州式の「いも虫」ヒューズに関しては、性能アップできる代替ヒューズは作られていないようです。たいへん残念です。
 代替ヒューズについては、ウルトラヒューズ
ttp://www2.ttcn.ne.jp/~emile.car/index.htm
のサイトを、ぜひ御覧ください。740については、私は効果があったと思っています。そこで240に関しては、せめてすべて新品ヒューズに交換し、また接点もクリーニングすることを、どうかお願いしたく存じます。
 
 それから、アーシングおよび電気系のチューンについては、嶋田電装
ttp://www.eonet.ne.jp/~shimaden/
が、たいへん面白く思います。ここのチューングッズ「カミナリ」を、240に取りつけた体験談も載っています。代替ヒューズがないならば、せめてこれなどを取り寄せて取りつけたいと考えていますが、可能でしょうか。
 
 あと思いついたのですが、ステアリングについては、タイロッドエンドのチェックをすれば、ある程度のことはわかりますよね。気に入った車ですから、かなりのところまで仕上げて安心して手に入れたいとも思います。もちろん素人考えですから、そのおつもりでお読みください。
 いろいろ余計なことも書きましたが、嬉しくて書いています。もしも御参考になれば幸いです。どうかよろしくお願いいたします。
 


3/25
 今日もありがとうございました。立て続けに済みません。
 240試乗の印象ですが、とてもいいですね。昔の欧州車そのものといった感じです。フランスで免許を取ったときに乗っていたプジョー104や504、あるいは日本で免許を切り替えたときに乗せてもらった友人の初代ゴルフとかと、よく似たレスポンスです。ますますわくわくしてきました。どうかよろしくお願いします。
 
 その後、嶋田電装のページをさらに調べたところ、カミナリ(バッテリー直付けタイプ)・プラスチャージライン・嶋電アースの3点を同時に取り付けるのが、一番いいと思います。
 これでたぶん、ウルトラのアーシングの必要はなくなるでしょう。ただし、プラグコードはウルトラのものにしたいと思います。また、イリジウムプラグにしたいと思います。
 あと今日お話ししたこととしては、ヒューズ全部新品に、また接点クリーニング、エアコンがしっかり効くようにお願いします、そしてブレーキを確実かつ安全なものに、などだったと思います。
 久しぶりにこうして楽しく思いを巡らせております。たいへん感謝しております。どうかよろしくお願いいたします。
 


 
★91年式の240には、ABSもエアバッグもついていません。なおかつマスターバックの位置の関係もあってブレーキが弱いという話は、諸サイトにも見かけるところです。そこでブレーキ性能を上げて安心しておきたいと考え、ipdのブレーキパッドにしようかと思って社長に相談しました。ただし社長は、こうした安全面にはきわめて慎重かつ正統派です。良い意味での保守派(手をかけるという意味でのメンテナンス〈保守〉を重視する)と言えるでしょうか。早速こんなメールが届きました。
4/7
きぬのみち様:
 メールを頂きました。(お申し出通り)ipdパッドも試しに使ってみましょう。但し、事故等の時の責任は所有者・運転者が負う事になります。社外の物はすべてです。ブレーキの不具合等での事故の場合ですが、パッド・キャリパー・ブレーキホース等での不具合は、私のところではすべて純正を使って納車する事にしています。
 以前もお話しましたが、社外の某パッドを使用して、納車した850が東京の市街地では何の問題はなく走行していたのに、箱根の山の下り坂のみジャダーが連続で出て止まらなく、サイドブレーキでやっと止まり、前方の車の10m手前で止まりました。それ以来当社としては社外品の全てを信用していません。
 
 パッドは走行上の癖と環境によって異なりますが、早い人で17000-18000キロで交換、ローターはパッド2回交換毎に1回の交換が、早い人の一般的相場です。これは、都内で通勤で使用することが多く、高速道などのようにブレーキをあまり使用せずに走る事がない方の一例です。高速道を頻繁に使用する方、出張時等にしか使用をしないという方で、30000キロ-35000キロ位パッドがもってしまったというのは稀にあります。(中略)部品をギリギリまで使用すること、もしくはランニングコストをどこまで抑える事が出来るかという事に捕らわれるのでは、車がなんとなくかわいそうな気持ちになってしまいますネ!
 
 前回お会いした時にもお話させていただきましたが、消耗部品は頻繁に換えてあげて、常に新しい状態を保ってこそ、他の部位に与える影響も少なくなってくると考えます。
 (中略)ダストが少ないということは、パッド・ローターが分子的に硬いのだと思います。すると、制動性能は? という疑問も出てきてしまうのですが……。
 
 私のお客さまでフェラーリも使用し、ボルボを2台購入して頂いた方がいます(計3台所有)。この方のパッドに対する見解として、「ボルボに限らず、ポルシェ・フェラーリもダストがかなり出て、ブレーキ鳴き等はボルボよりひどい。しかしヨーロッパの人たちは当然に思っているようで、むしろ良く効くパッド(良く止まる)ほど鳴き・ダストがたくさん出るもの」と教えてくれました。ここで考えるのは、見た目より(汚れや音によって人の目を気にする)その部品自体の性能を重視するという事だと思います。彼らは本当に車に関しての使用者側のプロです。私もこの方の意見にかなり賛同します。
 
 ということで、きぬのみち様の車に関してのスタンスをしっかり設定し、色々な錯綜する情報に翻弄されないよう、自分だけの方程式を確立してください。それが完成するまでは、色々な事に挑戦し、失敗もありお金も使ってしまう事でしょう。(中略)240の乗り手のプロとして頑張ってください。
 


 
★こう手厳しく意見され、そこで私きぬのみちは大いに恐縮かつ反省し、下のようなメールを出したのでした。しかしなお諦めきっていないことは、下記の往生際の悪いふてくされた文面から明白です。
4/8
 お世話になっています。
 
 私のお騒がせメールに懇切丁寧な御教示、ありがとうございました。たしかに自分のスタンスをしっかりしておくということは大事ですね。私としては、加速とブレーキがしっかり利く、きびきびとメリハリのある車がいいです。
 
 じつは今、車のことを考えると楽しくて仕方ないのです。それで嬉しくて、あれこれ調べたり、考えたりしているのです。今日もスーパーオートバックスに寄り、DIXCELのブレーキパッドというものがあるのも知りました。これも高性能のようで、ダストも少ないそうです。
ttp://www.apbrake.com/technology/testdata.html#mtype
 これは如何でしょう(しつこい・笑)
 
 とはいえ、ここは御教示に従い、やはりブレーキは純正にします。社外品使用で、もしも御社にご迷惑がかかってはいけません。確実に止まり、実用的に問題ないならばそれでいいわけです。ですから、ブレーキに関してはipdに頼む必要はありません。これについては、お騒がせして済みませんでした。
 
 先達はあらまほしきものなり、と「徒然草」にもあります。どうか今後もよろしくご指導お願いいたします。
★現実には、下記5/20の欄にも書いたように、マスターバックはじつにその性能を発揮してブレーキの効きはまことに良く快適で、鳴きもほとんどなく、十分に満足しています。ただしダストだけはどうしても避けられません。コロナホイールということもありますし。
 


4/12
 お世話になっています。今夕はありがとうございました。
 いよいよ部品が揃ったところを見て、新たな思いをしました。部品についているおまけステッカー(ブランドロゴのものなど)、捨てずに取っておいてくださいね。K&Nのものは、エアフィルターのボックスの蓋に、交換注意のため貼るようになっているらしいです。それ以外にも、気の利いたものは貼ってみようかと思います。あの青と黄色のビルシュタインのステッカーなど貼ってみたかったなあと思います。ガワは古くて、中身は新しい、つまり私はレプリカ好みなのですね。
 
 試乗してみたシルバーの240、なかなかいい感じでした。ただ意外なことに、前回乗ったオンボロ240の方が、むしろエンジン、乗り心地、ともにぴったりときたところでした。面白いものですね。赤240が、私にフィットするように仕上がってくれれば嬉しいです。
 


 
★この240は、オート・ボルタが買い取った時点で、すでにマフラーが腐蝕して折損した状態でした。そこで交換ということになったのですが、きぬのみちは天邪鬼にも、スポーツマフラーに色気を出して発注してもらったのです。その原因は、さる筋に「あの人ならノーマル(マフラー)でしょう」と言われたという話を聞き、「そう見切られたのなら……」と、要らぬ負けん気を起こしたことにありました。
 そうしたら、こんなドラマが起こりました。天罰覿面。

4/20
きぬのみち様
 VOLVO240GL WAGON の件ですが、(スポーツ)マフラーで問題が発生しました!!
 ボルボの整備の立場から完全に違法だそうで、音の大きさの件なのですが、正常の範囲が94デシベルのところ、このマフラーは150デシベル以上と言う事で、どこのボルボへ入れても違法だそうです。
 
 私の立場としてはなるべく正攻法の方法を取りたい、工場と一緒の考えですのでガッカリです。
 
 そこで、工場の社長に泣きついて何とか智慧を貸して! と訴えた所「お前だからやってやるけど、一般ではおことわりなんだから……」ということでセンターマフラーを改造し、このマフラーを使って車検を通るようにしてくれるそうです。あ〜よかった!! と肝を冷やしました。
 さらに、ご報告としてブッシュ関連は13個交換箇所が発生し、全面的に徹底してやってしまうようです。
 
 それにしても楽しみですネ! ゴールデンウィークに間に合わないかもしれませんが、こういう状況ですのでご了承ください。
 
 また中間報告を入れさせていただきます!
★オート・ボルタとガレージには平身低頭して謝りました。身の丈に合わないことをしてはいけないといういい例です。しかし怪我の功名で、音は低く、抜けはいいマフラーとなった、とのことでした。もちろん車検もなんら不正なく合格しています。
 


4/27
 お世話になります。今夜はありがとうございました。
 工場から上がってきた車を見て、また実際に乗って、自分でお願いしておきながら、少々空恐ろしくなりました。
 素人として見るに、凄いパフォーマンスだと思います。以前に試乗させていただいたシルバーの240とは、まるで違います。その前のオンボロ240とも、タッチが全然違います。レースに出ていた頃の「飛ぶレンガ」とはこんな感じだったのではないか、と思うくらいです。力をまだ内に秘めている、という感じです。
 じつに70sヨーロッパ車の持ち味が出ました。私もフランス免許持ちなので、少々そのあたりのことはわかります。感謝いたします。
 
★この後、まだいくつかの部品取り付け、車体磨きなどを加えて、1箇月待つことになりましたが、いいクルマに仕上がるのですから、何の苦でもありません。


★オート・ボルタの社長から、こういうすごい報告がありました。
5/10
きぬのみち様
 大変永らくお待たせしており恐縮です。
 先日、8日に山梨の道志川まで釣りに行く事になったので、240の試乗にうってつけと思い乗ってきました。
 途中にかなり曲りくねった道があり、小雨交じりで試乗には最適です。あのカーブの連続する道を難なくクリアーし、しかも後続の4駆をついに振り切ってしまうほどバランスが良かったです。また、高速走行では
ぬあわキロまで確認済みで、エンジン・ミッションとも快調でした。
 しかし下記に示す点が発見され、再度12日に入庫してしまいます。
 
1:走行中のガソリン臭
2:バックフォグスイッチ球切れ
3:ウィンカーリレー緩慢
 
 ガソリン臭は侮れませんので厳重注意で入庫させます。
 CDプレーヤーは取り付け完了し、ドリンクホルダー、ウッドトリム、TAWナットは全て終了しており、この再入庫の修理が終わって磨きに入り納車ですから、おそらく納車は5月20日頃です。後はハンドルカバーが5月下旬から6月初めの入庫だそうです。これは、後々入庫し次第お渡しします。
 
★幸いにしてガソリン臭は、単なる給油の際のスタンド店員のキャップ締め損ないという笑い話で済みました。それにしても山道のカーブで、こちらを侮り後方から煽ってきた4駆を振り切るとは、たとえASB(スタビライザー)とストラットブレース(ストラットバー)を装着し、BOGE(つまりSACHS)の"ターボガス"ショックアブソーバーに交換した240とはいえ、社長のドライビングの腕前にあらためて恐れ入った次第です。
 


★2006年5月19日、いよいよ納車の日でした。妻とともに、勇躍受け取りに、オート・ボルタへと出向きました。VOLVOのロゴの入った作り立てのキーを渡され、運転席に坐って、いざ発進というのは、船長にも似た気分でしょうか。じっさいこの車は、船のように高く大きいのです。
5/20

 昨19日夕は、納車で大変お世話をかけました。
 あの後、雨でしたが、食事と給油の後、中央道で八王子まで出て、それから16号八王子バイパス〜246号で渋谷、というルートをドライブしてみました。
 エンジンには粘りがあってよく伸び、音もほとんど気になりません。むしろ、ややこもった感じの、気持ちのいい低音です。心配していた天井の雨音もしません。アクセルの反応もよく、ATの切り替わりも静かです。高速ではODオフにしなくとも、穏やかに、しかしきびきびと
ぬふわキロまで加速しました。一般道でも、坂道をものともせずに、軽々と行きます。トルクが細らないのです。
 またステアリングも確かな感触です。帰りの246号で、気がつくと
ゆわキロくらい出ていて、そのスピードのレガシーだとちょっと緊張してハンドルを握ったカーブを、気がつかないうちに軽くトレースして行きます。お尻などまったく振りませんし、ふわふわロールで持って行かれることもありませんでした。日本最高の4WDワゴンよりも、もっと旧式のFRの方が、ずっと確実なコーナリングなのでした。妻も「全然怖くない」と感激しきりでした(車に酔う方なので)。
 しかもブレーキが、思っていたよりもはるかにしっかりしていました。マスターバックがよく利いて、自然に止まっていく感じがしました。
 加速といい、ブレーキといい、さらには出足といい、これなら、たいていの新型車や高級外車の向こうをじゅうぶんに張れます。横に並んでも、負ける気がぜんぜんしません。走りも、品格も、まったく申し分ないのです。
 だからいまや、他の車に乗りたいとも、うらやましいとも思いません。シートも快適で、内装も実用的にセンスよく(740よりもずっといい)、またウッドトリムが上品な彩りのアクセントとして素敵です。
 
 とりあえず乗ってみての初印象、初感想です。気に入って楽しみに乗れる車が来ました。
 


6/1午前
 お世話になります。昨夕はありがとうございました。あれから友人の家に行った帰り、少々ドライブしました。
 球切れ警告灯は次第に頻繁につくようになり、とうとうブレーキペダルを踏むたびにつくようになってしまいました。帰宅して車庫で確かめてみたら、右側リヤのブレーキランプが点灯しなくなっていました。ここの接触不良が頂点に達したか、それとも球が切れたか、よくは判りません。ブレーキランプの不点灯は重大なので、今日の昼前くらい、御伺いしたいと思います。このトラブルは、740のときにもありました。前のを引きずるのは嫌なので、ぜひ治したいと思います。
 
 それ以外には、3速から4速〈オーバードライブ〉への切り替わりが遅いと思われる、ということでしょうか。たとえば、普通の道で
やわキロくらいまで加速して、それでアクセルペダルを放すと、ゴンと回転が落ちる「とき」もあります。しかしそのまま3速でまかなってしまっているときも多いようです。もしこれが高速だと、90キロ以上までうんと加速して、それでアクセルペダルを放すと、やっとオーバードライブに入ってくれるようです。さもなければ、いったんODスイッチをオフにして、それからふたたびスイッチオンにすると、それでオーバードライブに入ります。そんな感じです。おそらく3速の伸び〈トルク〉がとても粘りがいいために、なかなか4速に入らないのではないか、と思います。どうなのでしょうか。
 
 エンジン音は静か、加速もなめらか、姿勢もしっかりと保持されて振り回されず、妻もちっとも車酔いしないと申しております。
 ではよろしくお願いいたします。
★じつは納車後の初期故障として、ヒューズの不具合がありました。5/26に突如ラジオが点かなくなり、これは1番ヒューズが切れているためだとわかったので、私が自力で交換しました。もうひとつの初期故障である球切れ警告灯点灯もヒューズの接触不良かと思って交換したのですが回復せず、オート・ボルタで調べたところ、こちらはそうではなくて、バルブそのものの接触不良でした。オート・ボルタの社長が接点を磨いて治してくれました。OD切り替わりの遅さについては、5000キロオイル交換のときに併せて調整してもらうつもりをしています。燃費の問題もありますので。

 


6/1午後
 お世話になります。
 今日はお昼の気忙しい中、どうもありがとうございました。
 お蔭様で、その後、球切れ警告灯は、もうつかなくなりました。ブレーキランプもちゃんと点灯しています。
 ODの方も、次回ガレージ入りの際、ケーブル・リレー・ソレノイドなど、よろしくチェックお願いいたします。

 とにかく、通勤が楽しみになったということだけでも、まことにありがたいことと感謝しております。いずれ長距離を試すつもりです。メンテナンスに気をつけたいと思います。まずはオイル交換からはじめます。
 

 


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