大彦命
Prince Oohiko of Yamato, A.D.5c.(Japanese Kofun <Old Tombmound> Period)

 古墳時代の大和王権が各地に派遣した武将たちは、伝説の中で、四道将軍黒川命大彦命、そして倭建命などの姿に収斂していきました。
 きぬのみちは小学校以来、これらの英雄の姿を、夢のように思い描くことがよくありましたが、古代武器研究会という学会では、こうした時代の武具武装を、東アジア全体の枠組みの中で真剣に考察しているので、嬉しくなりました。
 この青年将軍は、雉の羽をつけた衝角式冑、肩甲と草摺を装着した短甲、刺子の手甲、頭椎大刀という、やや古風を残した出立ちをしています。
 紙にボールペン描きしたものを取り込み、Adobe PhotoDeluxe で効果を加えました。