戟を持つ前漢兵士
Infantryman holding Ji spear, Western Han Period

 前漢景帝(前188−前141)の陵墓である陽陵から発見された副葬品の兵馬俑をもとに、比較的自由なイメージで描きました。陽陵の副葬品は秦の始皇帝陵のものに較べるとはるかにミニサイズですが、当時の生活文化を精緻に再現しているところ、また兵火に遭っていないのでタイムカプセルのように保存状態のよいところにおいては、かえって資料的価値は高いともいえます。戟はトの字型の引っ掛け鈎刃がついた槍で、当時の兵士の標準装備です。
 ボールペン描きを取り込み、Adobe PhotoDeluxe で加工しました。