●午前中から酸欠のような蒸し蒸しした曇り空。投票に行って帰って来るだけで汗だく。午後、案の定、激しい雷雨と落雷。沛然たる豪雨という形容がまさにぴったり。通りの向こうが見えにくいほど。こんな雨はちょっと見たことがない。港区の方では冠水とのことだった。 ●選挙はいつも、パンとサーカスだ。閉塞感のなかで突破口を作りたい、何かを壊したいという国民のルサンチマンが、時の権力ではなくて民主党の方に向かうという、おかしなねじれだ。 ●テレビ朝日選挙速報番組での、田原壮一郎による小泉へのインタビューを観て:もちろん、挑戦的に煽ってぽろりと本音を漏らさせようという手法だ。昔風のやくざジャーナリズム。こうした清濁併せた濃密な人間関係構築というのは、かつては通用しただろうし、またそれによって田原が輝いていた時期もあったろう。しかしこんなに至近距離に踏み込むコミュニケーションというのは、現在主流となりつつある新人類以降の世代にとっては、到底堪え難いことだろう。 ネット世代からジャーナリズムが「マスゴミ」と呼ばれて毛嫌いされるという原因のひとつに、こうした止むを得ざる世代差というものがあるかもしれない。 人間関係の変化だ。
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No.236
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