++浅薄日記++


2005年3月の日記


2005年3月3日(木) ホリエモン雑感
☆ホリエモン
 この人が、なんでこの半年、急に世間様に弓を引きはじめたか。
 何かもっとすごい裏があるのではないか、と勘ぐるのが普通ではないか。
 この人がまずターゲットにしたのはプロ野球、その二大支配者だったうちの一人、渡辺恒雄オーナーは事実上引退状態、もう一人の堤義明オーナーは、いまや容疑者だ。
 きっとこれから、まだまだいくつもの波瀾があるだろう。
No.219


2005年3月4日(金) 報道ステーション
☆報道ステーション
 今朝の雪は、案外に早く止んでよかった。それでも厳しい寒さだった。
 夜の報道ステーション、実物大拘置所の独房セット。古館が楽しそうに入っていた。人の不幸をあまり喜ばない方がいいと思う。たとえ相手が、そう、まあルサンチマンの対象であったとしてもだ。
 その後は、再犯した男の親戚へのインタビュー特集。気分が悪くなり、勘三郎襲名披露スペシャルにチャンネルを変えてほっと一息つく。
 スキャンダリズムに傾くよりも、やること、報道することは山ほどあるだろうに。
No.220


2005年3月7日(月) 湯島天神梅まつり
☆湯島天神梅まつり
 夕方、湯島天神の梅まつりを訪れる。
 梅は、紅梅も白梅も、まだちらほら。ここしばらくの寒波が影響したか。つぼみがむしろ可愛い感じ。合格祈願の絵馬が山ほどかかっているのは当然と納得する。そろそろ受験シーズンも終局だ。
 お参りを済ませて甘酒を飲み、梅を見ていると、太鼓の音がする。音の方へ行ってみると、猿回しが始まるところ。「かんじゃーやー」世志恵さんにややイメージの似た陽気な太夫が「チャーリー」という猿をあやつる。テレビでしか猿回しを知らない妻は喜ぶ。それでも時には野性の片鱗を見せたり、太夫さんの日々の苦労も多いことと察せられる。たとえば、イルカは楽しんで芸を覚え、見せるということを聞いたことがあるが、猿はどうなのだろうか。案外、外形の相似だけで知性を測るわけには行かないかもしれない。
 帰りがけ、年配の夫婦連れの夫が、「まだ咲いてないじゃないか、梅まつりは明日までだぞ、変な感じだな」と言っているのは、こちらの感想と同一で、思わず笑った。
No.221


2005年3月9日(水) 川崎大師と羽田空港
☆川崎大師と羽田空港
 今日はよく晴れて温かく、思い立って妻と川崎大師へお参りする。
 ウィークデイの午後でも、参詣の人はちらほらといる。護摩修行は毎日やっているので、時間を作って来る人もいるのだろう。それぞれ真剣な思いがあるわけだ。
 お参りを済ませ、山門前の食堂で軽く食事をした後、もう一度多摩川を渡って、新しく完成した羽田空港第2ターミナルの見物に行く。かなりな規模で、名店も充実している。「マンハッタン・キース」というパンケーキとかマフィンのようなものを売る店に行列ができていた。この店は妻も知らなかった。情報負け組か?
 われわれは、最上階展望デッキのところにある「アメリカン・ダイナー・ザ・ベイ」というところで夕食を摂る。私は昔、マンハッタンのダイナーで食べて以来気に入っているのだが、日本には本格的なこの形式の店(安っぽい、薄っぺら、60年代塩ビ風のツルピカ、味とボリューム抜群)がなかなかない、というか定着しない。何年か前までは代官山の坂下の鑓ヶ先にあったのだが、もう撤退してしまった。また赤坂のキャピトル東京の「オリガミ」が、ヒルトン以来のこうしたダイナー形式の極めて旨い店だったのだが、これも改装してすっかりつまらなくなった。
 季節が良くなれば、この展望デッキはお台場に匹敵するデートスポットになるだろうと思われるだけに、ここのダイナーには、ぜひ続いてもらいたいものだ。
No.222


2005年3月9日(水) 米中戦争?
☆米中戦争?
 中国の(対台湾)独立反対法案に関する、米中のきなくさい駆け引きを見ていて、なぜ中国はいまさらこんな民族主義をやるのだろうと考えているうちに、思い当たった。
 アメリカ、ブッシュ政権の目標は、中国との最終決戦、それに勝利しての中国の民主化だということだ。いくら中国が市場原理を導入して経済開放をしたとしても、「共産党政権」が消滅しない限り、アメリカの気は済まないのだ。うじうじしているより、一挙に文明決戦を行ってしまう方が、アメリカネオコンの目的にも合致するだろう。あるいは、石原莞爾の未来予想は、日本を中国に変えて実現しつつあるのかもしれない。
 考えてみればアメリカは、イラクのシーア派を取り込んだことによってイランを押さえることもできるようになったわけで、中央アジアにも布石を打っている現在、いまやイランはリビア並みの恐るるに足らぬ存在でしかなくなった。北朝鮮はどうかといえば、これは中国がダウンすれば自動的にアウトになるのだから、先に倒さねばならぬ理由はどこにもない。
 日本にある米軍基地や司令部の再編というのも、台湾をきっかけとした米中戦争へのシフトだと考えられないこともない。
 中国も、そのあたりは百も承知で、それでこうした挙に出ているのだろう。だが今の中国テクノクラートはたいがいアメリカ帰りだから、なかにアメリカのエージェントがすでに相当数存在することもあり得るわけで、どうも今年来年あたり、米中が非常にきな臭いことになるような気がして不安だ。
 こんなことを書いてあると、エシュロンに捉まって、ある日突然、”MIB”の訪問を受けることになるのだろうか。
No.223


2005年3月10日(木) 東京大空襲、カルフール撤退
☆東京大空襲
 今日は東京大空襲から60年目に当たります。
 幼児の頃、庭の土を掘ったら小さい消し炭みたいなものが混じっていたのだが、あれがその痕だったのだろう。

☆カルフール撤退
 フジテレビ、スーパーニュースより。
 日本の感情障壁の強さまたもや、ということだろう。
 妻との会話。
妻「もしカルフールとイトーヨーカドーが並んでいたら、カルフールに入る」
(この人はフランス現代思想を専攻したので、こうしたことを言うのだろう)
私「それでは、まったく同じ規模のカルフールとイオンが通りをはさんで向かい合っていたら」
妻「……イオン」
 何をか言わんやだ。
No.224




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