☆湯島天神梅まつり 夕方、湯島天神の梅まつりを訪れる。 梅は、紅梅も白梅も、まだちらほら。ここしばらくの寒波が影響したか。つぼみがむしろ可愛い感じ。合格祈願の絵馬が山ほどかかっているのは当然と納得する。そろそろ受験シーズンも終局だ。 お参りを済ませて甘酒を飲み、梅を見ていると、太鼓の音がする。音の方へ行ってみると、猿回しが始まるところ。「かんじゃーやー」世志恵さんにややイメージの似た陽気な太夫が「チャーリー」という猿をあやつる。テレビでしか猿回しを知らない妻は喜ぶ。それでも時には野性の片鱗を見せたり、太夫さんの日々の苦労も多いことと察せられる。たとえば、イルカは楽しんで芸を覚え、見せるということを聞いたことがあるが、猿はどうなのだろうか。案外、外形の相似だけで知性を測るわけには行かないかもしれない。 帰りがけ、年配の夫婦連れの夫が、「まだ咲いてないじゃないか、梅まつりは明日までだぞ、変な感じだな」と言っているのは、こちらの感想と同一で、思わず笑った。
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No.221
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